ガソリン高でシマノ銘柄“高”

自転車大国中国で五輪を契機にスポーツバイクの人気が高まり、バイクの部品シェア世界一のシマノにプラスとなる、という内容だ。同社株価は堅調に推移、年初から35%値上がりしている。そろそろ息切れかと意地悪な視点で取材を進めたところ、「まだ上がる」とバイク好きの機関投資家から興味深い話を聞いた。
 背景には昨今のガソリン高騰がある。読者のオフィスにも1人か2人、自動車をやめて自転車通勤を始めた同僚はいないだろうか? 筆者の周囲でも3、4人スポーツバイクを新規購入した友人がいる。家計のやりくりとメタボ対策のために、である。当然、主要パーツはシマノ製だ。全国規模でこのような現象は顕在化しているはず。同社の直近の四半期業績を見ても2割の増収を果たしている。エコブームが業績を押し上げたとみてよさそうだ。
 バイク好きの投資家によれば、同社にはまだプラスの材料があるという。同社は今秋のプロレーサー向けモデルから「電動シフター」を投入するというのだ。20段以上のギアを電動で変速させる新商品。「もともとバイク人気の高い欧州で人気を博すのは確実。来春以降一般向けに販売されるようになれば、売り上げ増を果たす」というヨミだ。
 先日開催された「ツール・ド・フランス」のレーサーたちが電動シフターを来季以降導入するとなると、波及効果は絶大だ。過日、ガソリンを満タンにした際、領収書の数値を見て筆者は驚愕した。クルマ取材からバイク取材に切り替えるべきか、本人も相当に迷い始めている。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。